昭和レトロ風な絵を描く安楽です。
ヒゲをほったらかしにしてたらススキのようにのびてきて秋を感じます。
名古屋の金山から北に歩いたところに昭和と歌を愛する居酒屋はな咲さんがございます。
今回ご縁いただき「開店中」「支度中」の看板を作らせていただくことになりました。
せっかくなので木を組み立てるとこからご紹介。
ベニヤ板を購入。
ホームセンターで見ると「ラワンベニヤ」「シナベニヤ」とよく並んでいます。
ラワンベニヤの方が安いですが、表面がざらざらしてるので、絵を描くなら表面がつるりとしてる「シナベニヤ」をおすすめします。
木の組み立て。
組み立てる前に木が腐らないように「防腐剤」を塗りつけます。
以前はがんばって鉄道の垂木用に使用する防腐剤を使用してましたがにおいが尋常でなく、近所から「毒ガス」と大騒動になったので今回はさらっと水性の防腐剤を使いました。
木枠の組み立て
ベニヤの厚み+木枠の厚み-1mmくらい=釘の長さ
意外と剪定が難しいです(笑)
ボンドと釘で貼り付けてるので固定
下塗りはジェッソで。
ひげラク図絵社家内制手工業の一員、子供たちに塗ってもらいました。
地がかたまったら原図をトレースして色を塗っていきます。 まずは下塗りなので子供部隊にはマジックを使ってもらってます。
絵を描かれる方はアクリルガッシュだとかリキテックス、油絵など使われると思います。
ですが屋外では日光や風や湿気が室内より激しいので上記のような塗料は耐久性、金額を考えるとあまりおすすめできません。
安楽が好んで使ってるのは
「岩」などに塗るのに適した塗料です。
水性絵の具であつかいも楽です。
泥っぽく、沈んだ色が多いので、艶っぽい感じを望む方はテカリのあるクリア(ニス的なもの)を塗るか工夫が必要です。
看板アート
光沢あって塗料の伸びもあって気に入っていたのですが廃盤になってしまったようです。
「手描きで壁画や看板描く人が少なくなってしまったので」
のようで残念です。
ホームセンターでは屋外用の水性塗料がたくさん売られてるのでそれらを使えば良いのでしょうが、20年前のトラウマで記載すると、描いたあとビニールぽい感じになってペリペリはがれた経験があり絵を描くのに使うのが抵抗があります。
20年も経てば品質向上してる気がするするので、何かの機会でまたあれこれ使ってみようかとは思います。
で、塗料はまだ存命する看板アートとテクアートカラーで塗りこみます。
二度三度塗り重ねると良い感じになっていきます。
歴史感を出したいのでよごしを入れて色に深みを加えていきます。
ようこそいらっしゃいませ
無事塗り終えました。
A型看板なので両面を上部でドッキング
無事できあがりました!
はな咲さんにめでたく納品
うれしくて描いた安楽もパシャリ!
昭和と歌を愛する居酒屋はな咲さん
2021年9月5日でめでたく2周年とのこと
音楽ライブなど開催されてますが渋い方々がやってきてあなどれません。
洋楽を日本語で歌う「王様」もライブされるようです
ご繁盛を祈願しています。
ありがとうございました!
手描き看板も巧みに描く
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