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執筆者の写真安楽雅志

「昭和レトロ」についてしゃべる

昭和風な絵を描くひげラク図絵社安楽です。

先日安楽も所属してる愛知インバウンド協会主催の定例会が開催されました。


愛知県の観光を盛り上げたり、外国人と結びついてビジネスを盛り上げようという会です。


毎回、45分くらいメインの演説者があれこれ壇上でお話ししてるのですが、今回は安楽が「昭和レトロ」についてお話しさせていただきました。


お題は

「海外ビジネスをつなげていくための「共鳴共感」について」


当初お受けした趣旨やリクエストが

・安楽が「昭和レトロ風」な絵を描く経緯

・「昭和レトロ」とインバウンドについて

・愛知インバウンド協会で得たご縁や仕事


ということでそのあたりに触れる話をさせていただきました。

「昭和レトロ風」な絵を描き出して15年くらいになりますが「昭和レトロ」を語ったことはほぼなかったので、ひどく新鮮な気分になりました。


自分自身は「昭和」の間抜けさや稚拙でダイナミックな感覚が好きで、そこに自分の感性を乗せて描いてるだけなので具体的なアニメやドラマ風物や文化を体系的に知ってるとかはないので「昭和」についてのオタク趣味はほとんどありません。


生きてきた時代も80年代90年代で「ナウい」「ダサい」とか言ってるような世代。

自分の風貌とは噛み合わない時代を生きてきてあの当時には絶対戻りたくないなと思っています^_^


何を喋ろうかなって思って過去を思い出してると、意外にも90年代の中国は「昭和」ぽかったのを思い出しました。

1995年中国天津に短期留学に行ったのですが、その時の雰囲気は土煙のなか、たくさんの人が行き交い、路上で露天を出してにぎやかに欲望丸出しの街や人々でした。

怪しげな雰囲気満載でしたが、すごくエネルギーを感じ、皆で気分盛り上がってました。

今思うとあの熱気は「昭和」て感じがします。



3年前くらいに香港のネットテレビさんが安楽の取材に来てくださったのですが理由の一つが

「香港には日本の「昭和」的な雰囲気がありましたが今はきれいな高層ビルでなくなってしまいました。」

というのも思い出しました。


中国の方から居酒屋で使う看板のご依頼いただいた際

「雰囲気出すのに昔のビールメーカーさんのポスターをぺたぺた貼ります。」

「上海では日本の昭和の雰囲気は人気ですよ」

とも聞きました。


「昭和」と一言で言っても戦前、高度成長期、バブル期で雰囲気がずいぶん違います。


安楽がこのんで描くのは昭和40年くらいのモチーフで描いてます。

「昭和」をテーマに絵を描いて15年くらいになります。ブームのようなものも5年か10年おきで感じたりしますが「昭和」の幅は意外と広くその時々で流行るポイントが違うように感じておもしろいです。


「昭和研究家」でもないのでなんで時代考証的なことはさっぱりですが、自分なりに「昭和」を考える良い機会になりました。


自分なりに思う「昭和」の効用は、手作り感あるあやうさ、あやしさにある不完全さに何か期待してしまうワクワク感の高揚なのかと思います。



そんなわけで期待感あるあやしげな絵を今後も描いていきたいと思います。


ありがとうございました

昭和レトロを描き出す


ひげラク図絵社









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