青銅の魔人(毎日小学生新聞)
- 安楽雅志

- 6月9日
- 読了時間: 3分
毎日小学生新聞さんで「青銅の魔人」の連載小説の絵を描かせていただいています。
前回「怪人二十面相」の絵を描かせていただいていたのですが、ありがたいことに読者の方から好評だったとのことで、連続で描かせていただくことになりました。
ありがとうございます。

急に決まったので、スケジューリングがあたふたしてしまい、締め切りになんとか間に合わすため毎日自転車操業のように絵を描いていました。
「締切落とすなんてイヤイヤ!」
と一応プロの誇りもあるので帳尻つくようにがんばります。
連載始まって程なくして、担当の方が変わられました。
納品がギリギリで火の車状態の中での担当様の変更。
新しい担当の方に、「自分が納期が守れないダメな人」に思われてないか心配になります(汗
前の担当の方の名誉のために手短に添えると、この状況はちょっと不可抗力でした。
あらがえない事態で仕方ないことだけは記載させてください
でも現状は目の前の締め切りに大わらわ・・・
「先生、他の仕事もあるの知ってますが「納品」お願いします!」
と新しい担当の方に発破かけられます。
毎日の掲載はタイミングがずれてしまうと作画者からするとボディーブローのように効いてきます。
元のペースに戻すのがなかなか大変です。
ご迷惑かけてると思うと恐縮だなと心に思いながら細かく納品を繰り返していきます。汗
掲載がはじまって45日。
ようやく元の制作スケジュールの段取りに追いつきそうなとこまできました。ホッ!

気づいたら「青銅の魔人」はもう半分くらい掲載されてました。
「青銅の魔人」は戦後すぐくらいの江戸川乱歩先生の作品。
いろんな作家さんが挿絵を描かれてるのかと思って参考に画像検索すると図らずも自分が描いてる挿絵がチラホラ。

見返す余裕もなかったので、自分もお話しを振り返れてうれしいです。

お話は順調に進んでいきます
物語もだいぶ佳境に入ってきました。
「青銅の魔人」にさせられてしまった、小林探偵や少年たちの脱出劇から、明智探偵の大捕物段階へと話が移ってきました。

魔人の秘密がつまびらかになってきます。

ビジュアルにするとかなりかわいい雰囲気になります。
よろしければご覧ませ
今回のお話、結構、地下牢や狭く暗いシーンが多く、魔人にさせられるシーンなど、閉所恐怖症の自分には、読んでるだけで息苦しくなり、別の意味で恐怖でした(爆
そういう意味で、絵を描きながら、作画者も苦しむというあまりない体験をしましたが、それだけ江戸川乱歩先生の筆致はリアルということでしょう。
ありがたいことに嬉しいお言葉もいただいてるそうです。
「青銅の魔人を、イラストに惹かれて読み続けるようになりました」
まさに作画者冥利に尽きます。(涙)
ありがたいかぎりです。
2025年6月25日あたりでめでたく青銅の魔人は終了の予定です。
クライマックスをぜひ!!
毎日小学生新聞にて「青銅の魔人」月〜金 連載中
江戸川乱歩/著 安楽雅志/画
そんなわけで現在毎日小学生新聞で掲載されてる「青銅の魔人」。
よかったらご覧下さいませ

毎日小学生新聞にて「青銅の魔人」月〜金 連載中
江戸川乱歩/著 安楽雅志/画
昭和レトロ風な絵はお任せあれ











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