鳥瞰図を描く仕事をしてるひげラク図絵社安楽です。
地図や地形、歴史、都市についての本を機会があったら読んでます。
本屋に行ったら目に入ったので買った本
表紙の古風な雰囲気とシンプルなタイトルに興味持って、中身も見ずに買ってしまいました。
実際読んでたら、作者さんの書く文章と自分の感性(読解力)がマッチしないのか読むだけだとピンとこないので図解してみました。
【第一章 国土をどのように認識してきたのか】
日本の昔の地図についての紹介をされてます。
大意としては大雑把な地図から年が経つにつれて精密になっていったよと記載してる印象でした。
【第二章 宮や都を遷したのはなぜか】
4〜8世紀、難波(大阪)から奈良、京都に、宮、都が遷った流れを記載していました。
【第三章 古代・中世の山城と平地の居館】
山の麓にあった太宰府の都の話や平地から山に居城がある例を紹介してました
【第四章 城はなぜ山から平地に移動したのか】
戦乱時期は山城に、平和になったら平地に移って統治に力を注いだという例がいくつか紹介されています
【第五章 都市はどのように交通と結びついたのか】
いくつかの港まちが紹介され「昔は水運がメインだった」と締めくくられています。
図解すると各地の地形の感じが伝わってきてよかったです。
千早城や滋賀県高島市のあたりは知ってはいるけどなじみがないところだったので実際の地形アプリと確認しなら読むのは旅行気分になれてよかったです
地形や地図の本って表紙がアンティークで素敵に見えるのでつい盲目的に買ってしまう時がありますが、こちらの本は自分には難しかったです(笑
とはいえ、読みやすい本は読み飛ばしてしまうので、今回のように文章が難解だったから熟読玩味してスケッチに残したのは心に残る良い勉強になったように思います。
ありがとうございました。
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