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  • 執筆者の写真安楽雅志

孤狼の血のラムネラベル制作未遂

安楽の出身地、広島県呉市で大正から創業されてるラムネの中元さんから


「呉市を舞台にした映画「孤狼の血レベル2」が上映されるけえ、面白いラムネラベル作らんかねぇ」


呉市を舞台にした映画ということもあって地元でのコラボで中元さんも制作会社さんか宣伝会社さんからお声がけいただいたようです。 真剣なものは性分的に合ってないのですが、おもしろい感じは好きなんで

「いいですよ」

と二つ返事


と言っても「孤狼の血レベル2」がどんな映画か見たことありません。

何年か前に呉に戻ったとき、何やら遠くで撮影してるのは記憶にあったのですが、内容が「暴力団の抗争」と聞くと、平和憲法に浄化されたのか毒されたのか自分としては「争う映画はあまり見たくないな」と思ってしまい時が経ちました。

ラベルのイラストを描くのに映画を観ないとイメージが湧かないので「孤狼の血」(1)を観てみました。

のっけから豚のフンを食べるとか、指をちょん切られるとか陰惨な雰囲気で観るのが嫌になりましたが仕事と思って観続けました。でも乱れた男女関係風になるとなんだかついていけなくなったのでここで一旦ラフを。


孤狼の血のラムネラベル アイデアラフ1

役所広司が目立ってたので描いてみました。


ところがレベル2では登場しないようで、考え直し。

また続きを見ることにしました。


色遣いでおびき寄せた組員の睾丸を切り裂くシーンや取調室で容赦なく殴りつけるシーンなど陰惨なシーンを我慢して観てイメージした下絵


孤狼の血のラムネラベル アイデアラフ2

個人的には気に入ってましたが、もうちょっとどぎつくない方向でということであれこれ描きました。(大ラフなので孤狼の血→孤浪の血になってるのはご愛嬌)


孤狼の血のラムネラベル アイデアラフ3

結果的にはいろんな権利の具合がよく分からなりおもしろい感じになるのが、かなわなそうだったので先方にお伝えして断念し未遂のリリースとなりました。


映画は8/22から公開。

孤狼の血レベル2


第一作しか観てない印象でしか感想言えませんが、暴力的なシーンでドン引きしますが、ふと振り返ると憤りを思い切り叩きつける行為って今の世の中なかなかできるものでないので、もやもやイライラを晴らしてくれる不思議な映画だなと思いました。


いいも悪いも「呉ってこんな街だったなぁ」と感じることができてよかった(笑)です。


ちなみに中元さんとは共に絵本を作っています。

中元さんの家業「ラムネ」をキーワードに呉のあれこれを伝えようという試みのストーリーとなっています。

クラウドファンディングでありがたいことに69万円ご支援いただきました。

ありがとうございます。

【広島県呉発】大正から続く老舗ラムネ屋がつむぐ 「トビキリ地域絵本」を子供たちに届けたい https://camp-fire.jp/projects/361935/preview?token=1vdix6tn


完成をお待ちくださいませ


大正より続くラムネ


昭和レトロを描き出す

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