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  • 執筆者の写真安楽雅志

パリのJapan Expoに出展する準備をする(2024年版)



昭和レトロな雰囲気の絵を描く安楽です。

昨年2023年にパリで開催されたJapan Expoに出店しました。

Japan Expoは「日本文化紹介」というテーマの元、アニメやマンガの即売会がメインで、アイドルや芸能人のライブ、ラジコンやゲーム、こけしやランドセルなど、「日本」にまつわるものをあれこれ販売、紹介しています。

毎年7月の中旬くらいにパリの郊外の展示場で開催し、4日間でフランスの方はもちろん、ドイツやイギリスなどヨーロッパの方々25万人が来場するにぎやかなイベントです。


昨年、フランスにお住まいのアーティストさんからご案内いただき、初めて出店しました。

出展までの本部とのやりとりや、海外でのクレジット決済のセットのやりようなど、「出展してみたいわ」という方は、こまかな顛末を昨年のブログ記事に記載してるのでよかったらご覧ください。


昨年出展して思いの外、自分のブースに興味関心持っていただく方が多いように感じたので、2024年も出展することにしました。


昨年気づいたことでから今回2つチャレンジしてみました。


1 補助金を利用してみる(小規模事業者持続化補助金)

2 海外での支払いにwiseを利用してみる

3ポスターを作ってみる


【1 補助金を利用する(小規模事業者持続化補助金)】

昨年2023年出展した際

・渡航費(飛行機 名古屋←→パリ往復) 35万円

・出展代20万円

・宿泊(6日間) 15万円

・備品や展示、販売品準備 7万

計77万円


ずいぶんお金がかかりました。(汗 泣)

10年前なら飛行機代も宿泊代もこんなに高くないと思うのですが、物価が上がっていくのは世の中の掟なので仕方ありません。


さすがにこの調子だと毎年出るのは大変なので、今回国からの補助金を利用することにしました。


小規模事業者持続化補助金って何?


年に4回くらい応募が出てる個人事業主や中小企業に向けて応募してる補助金になります。


・新規事業をやりたい!でも設備を買うお金が高くて買えない

・新しい商品を作った!展示会でアピールしたい。でも出展代が高くて出れない

・社内環境、人材確保のためのシステムを構築したい


のような、商売を拡大、新規事業の開拓などで利用がっての良い補助金になります。

使用費用の3分の2(66%)の補助、最大50万、場合、条件によっては100万円くらい補助されます。


旅費や出展代、宿泊費でもせめて補助してもらえるとありがたいと思って申請することにしました。


皮算用だと


・渡航費(飛行機 名古屋←→パリ往復) 35万円→12万円

・出展代20万円→7万円

・宿泊(6日間) 15万円→5万円


70万→24万円


これなら再び出展できるかもと気持ちが盛り上がります。


大きな注意点を1つ


この補助金というか、こういう補助金の類は「補助してもらう」部分に掟のようなものがあります。


「販売商品自体の製造、制作は補助しない」

ということで、たとえば、有料で販売するお菓子やグッズなどの製造に関わるものは「補助金」として認められません。

直接の「儲け」につながる「商品」は、税金(公金)から捻出してる補助金ということなのでしょうか、不道徳のようなイメージで認められません。

ですが「見本品」というお金をいただかない試供品の体裁ですと、宣伝広告費ということで認められます。


そんなわけで、補助金申請は海外販路開拓ということで、主に渡航費、出展代、宿泊費、宣伝アピールにつながる広告物の印刷費をメインに申請することにしました。


商工会議所に相談


小規模事業者持続化補助金は日本全国各市町村にある「商工会議所」、「商工会」が窓口になっています。

まずは自分が住んでる地区の商工会に行って相談する所から始まります。


一般的に「商工会」は会員制のようになっていて、年間いくらかの所属費用を払って、ビジネスマッチングや経理、人材紹介、セミナー開催などしてもらう互助会のような働きを持っています。


誤解される方が多いようなので記載すると、

小規模事業者持続化補助金の申請相談では商工会には入会する必要はありません。

入会、不入会で対応が変わることはありません。

「小規模事業者持続化補助金の申請」は「国」が「商工会」「商工会議所」に委託して事業として運営してもらっています。


ですので、商工会に入ってない方も遠慮なく。


補助金を書いてみる

補助金をいただくにはやっぱりストーリーと数字の根拠が必要です。

「税金」を使わせてあげてるのだ」という観点で色々な面で公共性と根拠を問われます。


自分の場合は自社商品の販路開拓なので、それに沿って展開すると


必要な論拠展開

1 自社の事業についての説明

2 自社の事業がいかに世の中に役立っていて、必要であるかの説明

3 世の中に必要な自社の商品、社業をもっと世の中にアピールしたいという説明

4 アピールすることによって商圏を広げることができるという説明

5 その結果販路開拓ができて、売上がどれだけ上がるかの説明


大枠でこのような流れで書類を作っていきます。


これを僭越ながら、自分がやってることに、ひどく簡単に当てはめると


1昭和レトロなイラストを描いています

2お店の看板やイベントのビジュアル制作などでブランド作り、売り上げの向上に寄与してます。

3「懐かしさ」をテーマに絵はがき、ポスターなどのグッズをつくって人々の暮らしや商売に彩りを添えます

4海外でもアピールして販路を広げたいです

5 1億人の商圏から70億人の商圏に範囲を広げることで売上を70倍に増やしたいです


5の70倍に増やしたいは大袈裟ですが、ひどく簡単に記載するとこんな感じです。


そんな感じで自由作文にあたるページを写真などで補完しながら6枚にわたって記載していきます。


商工会議所で担当についてくださる方も、「通る」「通らない」をよく分かってみえて、色々アドバイスしてくださり、ともに申請書類を作っていきます。


自分は5回くらい商工会議所に通いました。

制作期間は3週間くらいみた方が無難と思います。


補助金の申請

担当さんとの二人三脚で、無事出来上がった申請書を国の事務局に申請します。

3年前にも同じ補助金を出したことがあるのですが、その際は市役所に行ったり、そのような類の場所に行って書類をもらって郵送してた記憶がありましたが、今回は電子送付ということでJグラントというサイトを利用して申請しました。


あとは結果を待つだけ。ドキドキ


申請受理までの意外と長い道のり

小規模事業者持続化補助金は申請できる期間と、実施期間に決まりがあります。

自分が申請したのは

2023年12月申請締め切り

申請した実施事業を申請受理された日から2024年8月末までに完了させる


というもの


Japan Expoの開催は7月11日から14日

8月末までには完了するので終わりは問題ありません。


問題になってきたのが

「申請受理された日から出ないと使った費用が認められない」

という点


申請受理される日がいつなのかわからない点がモヤモヤさせます。


12月の初旬に申請したので、受理の合否はメドとしては2月中旬か遅くて3月初旬というのが商工会議所の方の見解


ところが今年はJapan Expoの出展申請手続きが早まってました。

昨年2023年は

2月初旬くらいから、自分が出るプロフェッショナルブースの応募が始まり、

3月半ばで出展受理されて、

4月の中旬から下旬で支払いでした。


このサイクルなら補助金の受理のタイミングにズレが出ないのですが、今年はJapan Expoの事務処理が早くて、

1月半ばに出展書類手続き

2月初旬に出展受理

2月中旬に支払い要請


補助金の申請受理より早い展開になってしまいました。(汗)


早く合否の発表ないかなとヤキモキしましたが

なかなか結果が来ません。

結局2月は合否の発表がありませんでした。


その間2回くらい「出展代の支払いがまだですよ」(英語)とJapan Expoの事務局から催促が来ます

「補助金の申請がまだおりないんです」(英語)

で伝えても

「早くしないと別の人に権利が移ります」(英語)

と特に配慮もされない感じ


ソワソワしますが、「これがチキンレースというものなのか」

と、追い詰められる自分の心との戦いになりました。


ここで大物の方は心ゆったりゆるがなく対応するんだろうなと我が身の心の小ささに卑屈になります。


葛藤と見えない「振り込んでください」プレッシャーに揺れながら3月。

補助金の申請の合否が結果3月6日あたりに届きました!


めでたいことに自分、ひげラク図絵社も申請受理(合格)されました。

わーい

商工会議所の方のおかげです

ありがとうございます


さらに


「振り込んでください」の葛藤に勝った!

と思ったのですが


「一部書類を直してから出ないと申請受理は認められません」

とのこと


合格はしたのですが、「書類を直さないと、受理は認められませんので、この段階でお金使っても認められません」

とのこと。


ひどく短文でしたが、直して欲しいところの記載もあったので、それに沿って直して再申請しました。

ところがここからが意外と長い道のりになりました。


結果的には4、5回直すことになりました。

細かく書いても無粋なので要点だけ記載すると


・修正ポイントが短文すぎて、どう捉えて良いかわからない

・「最新の書類」を添付という文言が申請時の令和5年なのか、時が経った令和6年のものなのかで交雑

・返事が来るのに1週間くらいかかる

・その都度添削者が変わるようで、再申請するたびに修正ポイントが変わる


このやり取りで1ヶ月以上かかってしまって、さすがに心折れてJapan Expoの出展代は申請受理されるまでに支払いをしました。(泣)


補助金再申請も提出するたびに指摘が変わってくるので、さすがに怒り心頭になってしまって電話してしまいました。

最初から電話してちゃんと確認すればよかったと反省しました。ごめんなさい。


補助金に頼ろうとするから自分の心も小さくなるのだろうかと考えさせられます。


でも4月の22日くらいで

「申請受理されました」

と連絡いただきました。

ありがとうございます。


出展費用20万くらいは自腹になりましたが、渡航費と宿泊代と宣伝広告費は補助が受けれそうです(多分)


パリのオリンピックもあるので、飛行機や宿泊は取れるのか心配でしたが、意外と簡単に取れました。

パリオリンピックは7月下旬からのようなので、始まってもいない7月9日から14日はあまり問題ないようでした。


飛行機代も昨年は35万円だったのに今年は22万円くらいでした。

10年前は13万円くらいだったのでそれに比べると高いですが、昨年を思うとずいぶん安いです。


補助金はめでたく申請受理されました。

でも報告書もきちんと記載してお金の補助がいただけます。

ここは勝って兜の緒を絞めよ

という気持ちで臨みたいと思います。


【出展代をwiseで払ってみる】

Japan Expoの出展代はJapan Expoが指定するフランスの銀行口座に入金しないといけません。

昨年は銀行に行って海外送金という形で入金しました。

これが結構お金と手間がかかります。


昨年の場合

1銀行に行って海外送金窓口に行く

2送金先の銀行の所在地などを細かく確認される

3入金先と入金金額、その他の決まり事を3回くらい確認復唱される

4振込手数料は結果2万円くらい

5一万円以下の送金は受け付けない


という感じで、何かわずらわしいのでドイツに暮らしてるヨガマスターの同級生に聞いたら

「wiseのサービスは海外送金楽でいいよ」

と勧めてくれたので利用してみることにしました。


wise

結果としては海外送金が楽でした。

でもコツというか勘所があります


1wiseのサイトかアプリを使って指定先(Japan Expo)の口座に入金申請

2wiseが指定する日本の銀行口座(楽天銀行)に指定の金額を入金

3wiseが指定した銀行口座に入金したら、wiseからJapan Expoの口座に振り込まれる

4半日くらいでJapan Expoに入金されていた

5手数料は500円くらい


手順としてはこんな感じです。

安いし早い!


当初「簡単だよ」と勧められましたが、アプリやサイトをパッと見ると

・クレジットカードで簡単に入金できます

・Apple Payで簡単入金


と出るので「それは簡単だ」と思ってトライしようとしますができません(泣


海外の銀行口座に入金しようとしたからなのか、自分が該当する国(フランス)に銀行口座がないからなのか理由がわからないのですが、パッと表記されるやり方では送金できないので途方に暮れました。

教えてくださったHさん心より感謝です。


【ポスターを作ってみる】

昨年、絵はがきやステッカーなどを披露してたのですが、

「大きなポスターはないの?」

とずいぶん聞かれました。


周りのブースの方を見ててもA3サイズやB2サイズ程度のポスターはずいぶん販売されてました。

大きいサイズの商品は保管の場所を取るので、商品にするのを躊躇してましたが、ご要望をずいぶんいただいたので、試しに作ってみることにしました。


どんな反応いただけるのでしょう。

ドキドキ


そんなわけで、新たなトライも含めてパリのJapan Expoに臨みたいと思います。

では〜


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