安楽雅志

2022年7月6日2 分

鳥瞰図で飛鳥時代から平安時代を描く試み

地図も好きですがチーズも好きです。

2020年から日本の歴史を鳥瞰図で表現する試みに取り組んでます。

その当時、まずはざっと描いてみてYouTubeにしてみました。

付け焼き刃ですが、おかげさまで大まかな日本の地理的歴史はなんとなく掴めた気分になりました。

そこで心を決めてちゃんと描いてみることにしました。

藤原京、平城京、平安京変遷の図

藤原京から平城京、平安京と続く日本地図

都の変遷は改めて調べてみると面白いものだと思いました。

描き方で、絵画として見せるか、絵本のようにして見せるかなどどのような見せ方が良いのか仕様で迷った挙句、線太く、日本列島全体が入るような感じですべて描いてみることにしました。

明治時代ペン画


 
勢いで日清戦争まで描いてみたのですが、ここまできて「何か物足りない」という気持ちになってしまいました。

・生活の息吹を感じない

・鳥瞰図というより名所などをただ置いた「絵地図」になってしまった

・地形がこじんまりとなってしまった

・ドラマを感じない

など一言で言うと「躍動感が薄い」と感じてしまい

結果描き直すことにしました。

古代の丹後半島と出雲

改めてドラマを感じさせるのを念頭に弥生時代と思われる歴史から描いていきました。

弥生時代はまた描き直しますが方向は悪くないと感じたので、古墳時代を

古墳時代の鳥瞰図(ペン画)

だいぶダイナミックに描けたので3度目の正直で、飛鳥〜平安時代を描き出しました。

藤原京、平城京、平安京の図3度目


 
3度も描くと迷いのなくなった感じで描けて気持ち盛り上がりました。

2020年の付け焼き刃の知識からするとずいぶん調べたので地形や道、建物など以前よりは引っ掛かりなく描けるようになりました。

平安京を中心に3度の変遷をご紹介

紙芝居ように描いた平安京の地図

2回目に描いた平安京

3回目に描いた平安京(ペン画)

道路や建物をあれこれ調べてると

燃えたり、壊れたり、立て直したり、作り直したりで、「当時の状況は結局よくわからない」と言うのが本音のようです。

室町、戦国時代は京都でもあまり資料がなく、道路も「わからない」と専門家の方が堂々と記載してるのは何か安心感を得ました。

そして、当時の「道」とはどちらかというと、川や海などの海上運輸が主流で、自分達が「道」と思ってる陸の道路は車が登場するまではオマケのような存在だったのかとも気づいた次第。

今の感覚で地図をみてはいけないと色々ハッとする気づきを得て、今は「描き切るぞ」と誓いました。


 
最初子供用にと簡略、見やすいもので描いてましたがやっぱり遠慮なく細かく描く方が楽しいです。
 
この調子で平家物語から江戸明治昭和へと描き切りたいと思います。

では〜

ダイナミックな鳥瞰図はお任せ

ひげラク図絵社

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