安楽が17年間働いていた似顔絵師と道化師(クラウン)を派遣する会社プレジャー企画の営業の方よりご連絡。
「以前描いた「道化師が動いた!」のイラストをイベントで使用するので使わせてください。」
という話を受け、久しぶりに本を開いてみました。

2012年に出版された本で、東北の震災で被災された人々をクラウン(道化師)Kが慰問しに行く物語です。
安楽はこの本の表紙から中の絵を全て描かせていただきました。
ありがとうございます。

震災の後の様子
クラウン(道化師)というとサーカスなどで楽しくおどけたりして場の空気を明るくする存在です。
この本の内容が震災直後をモチーフにしたということもあり、全体的にシリアスな部分が多々あります。
そんなわけで、にぎやかな雰囲気とシリアスな雰囲気が共存するような絵になるよう心がけました。

震災でいろんなことを考える図
震災が起こり住まいや交通機関が麻痺した時に自身にどれだけの重圧がかかってくるかを表現した絵です。

一歩を踏み出す図
「何かやる」というのを踏み出す様子の絵。
踏み出す一歩は小さくても進んで行けば大きな前進に繋がる様子を絵にしました。
とにもかくにも「1」にするのは偉大なりという雰囲気が出るようにしました。

道化師(クラウン)慰問の様子
東北で被災してる方々を慰問してる様子。
「笑い」が生きる力という観点で一緒に楽しめるパフォーマンスをして皆を和ませる様子を描きました。

テントサーカスへようこそ
大きなテントを持参してクラウン(道化師)のサーカスをする様子です。
楽しさは活力ということでにぎやかに開催してる様子を描いています。
久しぶりに見ましたが色々力が入っていて、目が洗われました。
シリアスな場面なども自分の意思であまり描かないので作者の大棟さんのインスピレーションがあったから描けたと思います。
当時この絵を雪吹雪く冬山で描いていたのは今でも忘れられない思い出です。
文字の本ですが随分多くの絵を描かせていただきました。
そんなわけで「道化師が動いた!」よろしければ
当時の震災の被災者ではない側から見た雰囲気が詰め込まれています。
大棟耕介/著 安楽雅志/絵
クラウン(道化師)が闘病中の子どもたちに笑いを届ける
昭和レトロの絵はお任せ